お辞儀のやり方、大丈夫?
1:お辞儀の基本

お辞儀はコミュニケーションの入り口です。 自己紹介をする時、面接をする時、初めての人と挨拶を交わす時、日本の文化としてまず始めにお辞儀をします。
しっかりとしたお辞儀の出来る人は「礼儀正しい」印象を与え、 好感を持ってもらうことができます。逆に杜撰なお辞儀しかできない人は第一印象がかなり悪いです。
美しいお辞儀をマスターし、コミュニケーションの入口がスムーズになるようにしましょう♪人間関係を築く基本です。
お辞儀には会釈、敬礼、最敬礼の3つがあります。 最初に3つのお辞儀全てに共通することからお話します。
共通するマナー
まずは姿勢です。基本として背筋とヒザをしっかりと伸ばします。そして腰から頭にかけて一直線になるように腰を曲げます。首だけヒョイっと曲げるのはNGです。
手の位置ですが、男性なら体の脇へ下げ、女性なら前で両手をそろえると美しく見えます。
次にお辞儀と声の挨拶のタイミングです。 お辞儀と声の挨拶は同時に行いがちですが、両方を同時に行うと急いでいるように見えてしまいます。
体の動作は後にしたほうが良いでしょう。 例えば、「こんにちは」と明るく挨拶した後にお辞儀をするのです。 そうすればどっしりと堂々として見えます。 それでは個々のお辞儀のやり方に移りましょう。
2:会釈、敬礼、最敬礼
(1)会釈
まず会釈ですが、これはすれ違い様にするお辞儀です。 お辞儀の角度としては15度が目安です。
「おはようございます」「こんにちは」「お疲れ様です」と明るく声をかけると良いでしょう。
職場では何度もすれちがうようなことがあると思いますが そのような時でもなるべく何度でも声を出す方が良いでしょう。 ただし、場の雰囲気もありますので柔軟に対応してください。
(2)敬礼
次に敬礼です。敬礼では初対面の時や簡単な挨拶を行う時、 感謝を伝えるとき、自己紹介をするときに行います。 角度は30度が目安です。
目線ですが最初に挨拶をするときは相手と目を合わせ、実際に動作する際には足元に目線を落として構いません。
無理やり目を合わせながらお辞儀を行うと上目使いになってしまい違和感があります。
(3)最敬礼
最後に最敬礼です。もっとも丁寧なお辞儀になります。 クレームに対応する際や感謝の念を特に強調したい場合に行います。角度としては45度ぐらいを目安にすると良いでしょう。 あまり多用することなく、ここぞというときに使うと良いでしょう。
3:マナーとコミュニケーション
礼儀正しさとコミュニケーションには難しい関係があります。「礼も過ぎれば無礼になる」と言うように、あまりにも形式ばった対応を取っていると、感情交流を阻害する怖れがあるからです。
欧米流の教室では「型」を教えると個性も型にはまってしまい、本来の個性が消えてしまうと教えている所もあります。一側面においてはこれは正しいと言えるのかもしれません。
しかしコミュニケーションというのはその国ごとの文化を土台としなければ成り立たないものです。
例えば、タイ人なら両手を胸の前であわせて挨拶をします。アメリカ人なら握手で挨拶します。しかし、タイ人が欧米流に合わせて握手で挨拶をしたらどうでしょうか? すごく違和感があります。
日本人でも同じ事が言えます。お辞儀がきちんとできない日本人に好感を持てる人はまずいません。これは日本人だけでなく、外国の方でもそう思うでしょう。
抽象的な表現になってしまいますが、自国の文化をしっかりと継承すると、アイデンティティの確立に繋がり、しっかりとした軸ができあがります。
コミュニケーションにおいてはアイデンティティの安定が欠かせません。自己の存在がグラグラしている状態では人と安定して接することができないのです。 そうすると人間関係もスムーズにいきやすくなります。
日本人は礼儀作法がしっかりと出来る人には仕事が出来る云々の前に評価するものです。
是非美しいお辞儀が出来るようになり、礼儀正しい第一印象を心掛けましょう♪

