自己中?KY?
セルフモニタリング

サークルに初めて参加したり、バイトにはじめって行ったたりしたとき、初対面の人と会わなければならず、非常に気まずかったり変なプレッシャーを感じたりします。
そんな中、初対面の人とどんどん話をしていったり、よく知らない相手と打ち解けていける人がいたりします。反対に、全く関わりを持たないようにする人もいますよね。
そう考えると、消極的にしか関われない人と、積極的に前に出られる人と分けることができると思います。
この消極性と積極性には「セルフモニタリング」という機能が関わっています。
セルフモニタリングとは、自分で自分を見る目、自分自身を管理する能力です。
セルフモニタリングは個人個人で高低があります。
高い人はその場の自分の置かれた状況を素早く読み取り、状況に合わせた行動をとります。
反対に、低い人は周囲にあまり関心を持たず、状況を読みにくいことがあります。
つまり、サークルや学校、職場などで誰にでも積極的に話しかけられるのは、セルフモニタリングが高い人です。そして反対に、自分の道を進む、空気が読めない(KY)と言われる人は、セルフモニタリングが低い人です。
このように書くと、セルフモニタリングは高い方が良いように思えますが、セルフモニタリングが高い人は空気を読みすぎて、相手に合わせることに疲れてしまったり、トラブルになったりするようです。また、反対にセルフモニタリングが低い人は自分の世界をしっかり持った人といった評価や、態度がぶれないので誠実で信頼できる人と評価されるようです。
なお、セルフモニタリングという言葉は現在社会心理学だけではなく、臨床心理学やカウンセリングでも使用されています。
臨床場面で使用されるセルフモニタリングは、自己を調整するシステムという意味で、意識的に自分の状態を観察したり、記録したり、管理したり、評価したりするということです。
学校や会社での最大の悩みは「人間関係」であると一般的には言われますが、悩みの元である「相手」のことを考えることも重要ですが、自分のセルフモニタリング能力がどこ位置にあり、自分が状況や他人に合わせすぎていないかを考えるのも、人間関係を円滑にするには必要かもしれませんね。
執筆:菊池 学

