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尊感情 自分を評価すること 

自尊感情 自分を評価すること

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自尊感情 自分を評価すること

自分を評価すること

「幽霊の正体見たり枯れ尾花」

 私たちは、他者がいることで、他の人といろいろな部分を比べることで自己を知ることができます。  自分一人しかいない、他の人は誰もいない世界では、比較するものがなく、自分を自分と思うことはできないと考えられています。

心の理論でも書きましたが、自分と他人は切っても切りはなせないものなのです。

 よく、私たちは「○○には負けたくない」、「あいつと比べて、今日はこんなに仕事をした」、「このことは誰よりも詳しい」など、他者よりも自分が優れていることを確認したりします。

 これは自尊心(プライド)からくるものです。
この自尊心(または自尊感情)は、他者と比較し優位にある場合にはどんどん高くなり、反対に「がんばったのにあいつにはかなわない」という場合には、自尊心は低くなり、駄目だ駄目だと劣等感に苛まれることも起こります。

 よくプライドが高く、つんつんしている人がいます。
反対に、いつも駄目だ駄目だと自分を卑下する人がいます。
この人たちの行動や言動はたいていの場合変化しないように見えます。
では、この自尊心(自尊感情)は、人格のように変化しにくいものなのでしょうか?

 モースとガーゲンの実験では、自分と他者を比較する際、簡単に自尊感情が変化することを示しました。
実験は簡単で、「自分を評価する質問紙に答えてください」と、自己評価の調査を依頼します。

 調査を受ける人の半分には、目の前に「優秀そうな人」を同じ調査協力者として座らせます(つまり実験用のさくらです)。
残り半分には「だめそうな人」を座らせます(こちらもさくらです)。

すると、目の前にできる人がいる場合、できる人と自分を比較し「俺はだめだ」と判断した低い自己評価を行い、反対に「だめな人」が前にいると「ああ、自分はできる人間だ」という自己評価をします。

 このように、プライドや自分を自分で判断することは、状況によって比較的変化しやすいものだということです。

 プライドが高い人は、能力が高いか、もしくは周りに「できない人」が多くいるのかもしれませんね。

執筆:菊池 学

 

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