自分自身を認めよう! 自尊心が自信につながる!
周りにいる自分をアピールしたがる人

前回のコラムで、自信を構成するのは4つの因子があることをお伝えしました。みなさんの周りには、自分をアピールしすぎている人はいませんか。自分は何ヵ国語しゃべることができるとか、空手の○○大会優勝したなど、聞かれてもいないのに自分のことをペラペラ話す人は、少し考えれば何人か思いつくと思います。
このような人は、「専門用語を多用する人の狙いって!?」のコラムに出てくる専門用語を多用する人と同じで、他人に「自分はこんなに頑張ってるんだよ!」とアピールしたい人です。本当は自信のない自分を隠したい気持ちの裏腹から、自分を必要以上にアピールしてしまいがちなのです。
また、常に忙しいとアピールする人も、周りに認めてもらいたい人です。
自尊心が深く関わる
ではどうして自信がないのに、自信があるふりをしてしまうのでしょうか。これは、自分に自信が持てないため、自分をアピールし周りから称賛されることで自尊心を保っている状態と言えます。自尊心とは、字のごとく自分を尊ぶ心であり、自分をありのままに受け入れる価値があると思う心ということです。
この自尊心の成り立ちには、自分と他者との心理的距離、自己関与度、他者の遂行レベルという3つの因子が複雑に絡み合って成り立っています。自分が深くかかわっている領域(バスケットボールなど)で、心理的に近い他者(親友など)が、優れた成績を出す時に、自尊心が最も低下しやすいと言われています。
人は一人では生きていけないため、多かれ少なかれ周りの影響を受けます。周りの環境が自分にどのように影響するかで自尊心は高まったり弱まったりするのです。そのため、自尊感情は非常に虚ろいやすいものなのです。
自分を認め、自分を知ること
では、どのようにしたら本物の自信を得られるのでしょうか。まずは、自分が自分を認めてあげることです。○○が得意な自分も、△△が苦手な自分も自分です。自分が自分をこれでいいんだと自分で認めてあげないかぎり、他人は自分を認めてくれません。自分を言葉でアピールすればするほど、その言葉は軽く聞こえてしまいます。
また今の時点で、自分の力でできることとできないことを明確にすることも大事です。今の時点で出来ること・出来ないことを知るだけで、不必要なほど自分をアピールする必要はなくなってきます。人は行動をみて、その人が「頑張っている」か「頑張っていない」かを判断するものであり、自分自身が「頑張ってます!」とアピールしても行動が伴ってないと結果的に評価を下げてしまいます。
出来ることをしっかりこなす。また出来ないことを出来るように努力する。このことが自分への成功体験にもつながり、本物の自信につながっていくのです。
また自尊心も高くなります。まずは言葉でアピールするより、できることを行動で示してみましょう。それが自分の自信にもつながり、結果的に他人からの評価にもつながります。

