コミュニケーション,人間関係

コミュニケーションメールマガジン

第7回 ハマること
発行日 : 2012年3月30日

みなさんは今、何かハマっているものはありますか?「あのアーティストのあの曲にハマっている!」「最近見つけたお菓子屋さんのケーキにハマっている!」など、さまざまな声が聞こえそうです。

ほかにも、ゲームにハマる、ネットにハマる、仕事にハマる、さらには酒にハマる…などといったものがありそうです。
さて、この“ハマる”といった現象、心理学的に考えるとどのような現象なのでしょうか?
少し考察していきましょう。

ハマる=快感をともなう


私たちがハマっている時はどんな状態にあるでしょうか?
まず、何かにハマっているときはじっとその事に集中し、他のことはあまり考えません。
時間を忘れて没頭します。また、何かにハマっているときは、楽しいことだったり、面白いことだったりします。私たちは何も、つまらないことにはハマったりはしません。
つまり、ハマっているときには快感をともないます。快を感じるからこそハマっていくといっても過言ではありません。

フロー状態

心理学の分野ではフロー理論というものがあります。
フローとは「自己の没入感覚を伴う楽しい経験」などと定義されていることが多いです。
1つのことに没頭し、快感をともなう楽しい経験をしている。つまり、何かにハマっているときはフロー状態にあるということが言えるでしょう。
さらには、こうしたフロー経験が多い人は、日常生活においても充実感が高いといった研究結果もあるようです。

何かにハマることで、生活に充実感をもたせるといったことは大事であるかもしれません。
仕事で嫌なことがあっても、趣味に没頭することでストレスを解消する。
逆に、私生活において嫌なことがあって、それを忘れるために仕事に奮闘する。
など、ハマることによって心のバランスを整えるといったことも必要でしょう。
あなたもこの春“ハマるもの”を見つけてみてはいかがでしょうか?

第6回 誰しもが経験する人見知り
発行日 : 2012年3月30日

誰しもが経験する人見知り

人見知りとは赤ちゃんからのなごりであり、誰しも経験するということ。
しかし、それが大人になっても強く残ってしまうというのは問題となることもあります。
人の輪に入って行きづらくなったり、人前にうまく自分を出していけないといったことです。

そうした人見知りを克服するためには、やはり訓練が必要です。できるだけ飲み会に参加したり、人と会話する場面を多く作るといったことです。
もっと専門的な訓練となると、ソーシャルスキルトレーニングや認知行動療法といったことも
考えられます。

また、無理に克服しようという心構えを変えることも必要です。
誰しも知らない人に会ったり、慣れない場面に身を置いたりすれば、
緊張したり不安を抱くことは当然です。ですから、人見知りしてしまうからといって
「克服しなくてはならない!」という考えを少し置いてみることも必要です。

 

人見知りは仲良くなると深い関係になる

筆者の経験からいうと、人見知りしてしまう人は一度仲良くなると、
親しくなる傾向があるように思われます。
人見知りしてしまってなかなか自分を出していけなかった人が、
打ち解けるようになると意外と面白い一面を見せたりします。

自分から話しかけるのは苦手だけど、話しかけられると結構話せるという人も多いと思います。
もし、周りにそのような人がいた場合、話すきっかけを作ってあげることが大事です。
そうしたことで、対人関係の幅も広がっていくと思います。

筆者自身も積極的に話しかけていくタイプではありません。
相手から話かけられて会話につながることが多いので、ちょっとしたことでも
話すきっかけを作ってもらうと助かります。

だからといって、自分から話しかける努力を怠るというわけではありません。
そうした傾向があると自覚しているだけで、より一層対人関係を意識して仕事や
日常の生活に取り組めます。

人見知りしてしまうな~という人は、人見知りの傾向を意識しつつ、
ちょっとづつ自分から人の輪に入っていけるような取り組みをしてみてはいかがでしょうか。

 

 

執筆者:石橋 陽介

 

第5回 「人見知りを克服するということ
発行日 : 2012年2月5日

人見知りを克服するためにはどうすればいいのでしょうか?
克服するための方法としてはいろいろあります。
ソーシャルスキルトレーニング、認知行動療法…などです。
興味がある人は本屋などで色々なノウハウ本が出ているので、
手にとってみるのもいいでしょう。ここでは具体的な克服法を述べるというよりも、どのような構えで
人見知りに向き合っていけばいいのかを紹介していきたいと思います。

とある芸能人のやりとり

最近テレビで、

ある子役と大物芸能人とでこんなやりとりがありました。

子役A:私人見知りしてしまうんですが、どうやったら人見知りしないようになりますか?

大物芸能人B:それはね、慣れること!

子役A:そうなんですか…

大物芸能人B:大人だって初めて会う人と話すときは緊張するものよ。だから慣れるしかないのよ。

とまぁ、大物芸能人のあっさりとしたアドバイスに笑いが起きたわけですが、
人前に出ることを常とする芸能界にも、人見知りする人はいっぱいいそうです。
ここで大物芸能人は人見知りには慣れることと簡潔に言い放ちました。

この“慣れること”というのは一見単純そうにみえて重要なことです。
どんなに「人見知りをしないぞ」と、強く気持ちを持っていたとしても、
人と接する機会を増やさない限り克服は難しいでしょう。

また、上で紹介したソーシャルスキルトレーニングや認知行動療法などには理論があって、
その上に訓練や実践があります。その訓練や実践は、場数をこなして慣れる
ということに他なりません。

子役Aは人見知りをしない魔法を教えてもらうことに期待したのでしょうが、
期待外れの魔法にがっかりしたことでしょう。
さすが大物芸能人とあって単純かつ明快なアドバイスです。。。

無理に構えない

また、一つ加えるとしたら人見知りしたとしても無理にそれを克服しようと
躍起にならないことです。人見知りをしないという強い気持ちは、
それが上手くいかなかった時、「やっぱダメだった」と落ち込んだり、
自信をなくしてしまうことを大きくしていまいます。なので、肩の力を抜いて、「人見知りをしたとしてもそれはそれでいい」
という構えを持って、人と接する機会を多く積んで“慣れる”ということが大事でしょう。

第4回 人見知りはいけないこと?~人見知りのデメリット~
発行日 : 2011年12月29日

□■□メンタルヘルスコラム□■□

「人見知りはいけないこと?」
~人見知りのデメリット~

今回は人見知りについてのデメリットについて述べていきたいと思います。

人見知りすると何が問題なのでしょうか?
人見知りをすると以下のようなデメリットがあると考えられます。

・人の輪に入っていけない
・初めての場所、人にうまくなじめない
・第一印象が悪くなる
・うまく自分のことをわかってもらえない

などが挙げられます。

人見知りが不利となる場面

初めての場所、人に弱いということは、自分のことをアピールする
場面で不利になることが考えられます。
例えば、就職活動における面接があります。
就職活動では初対面の面接官に、自分の経歴や特徴などを知ってもらうため、
自分を売り込む必要があります。そこで人見知りしてしまうと、引っ込み思案になってしまい、
うまくアピールができない。
なんてこともあります。

また、最近では面接だけでなくグループディスカッションなんかが
選考に組まれていることもあります。
「一対一の面接は大丈夫だけど、集団のディスカッションになるとダメなんだよね~」
なんて人もいます。このように、人によってはある特定の場面で人見知りしてしまい、
うまくその場になじめないというようなことも考えられます。
人見知りが激しくなると…

さらに人見知りが激しくなるとどのようなことが考えられるでしょう?
「人とどのように接すればいいかわからない。」「人と話すのが怖い。」
などの対人恐怖症や社会不安障害などの精神疾患になってしまうことも考えられます。
そのようになってしまうと、仕事や日常生活における人間関係に支障が出てくるでしょう。

ここまで人見知りについての悪い点ばかり述べてきましたが、
人見知りすることすべてが悪いわけではありません。
しかし、人見知りせずに人と関われたら、もっと人間関係が深まっていくはずです。
著者自身も人見知りしてしまう性格なので、なんとか人見知りせずに人の輪の中に入っていけたらなと思うことがあります。。。

次回はその人見知りの克服方法について考えていきたいと思います。

第3回  人見知りという言葉、実は…
発行日 : 2011年12月1日

皆さんこんにちは!
ダイコミュでコラムの担当をしています、石橋です。
久々のメルマガ配信となりました。今後1ヶ月に1度メルマガの配信を通して、メンタルヘルスや心理に関する情報をお伝えしていきたいと思います。
どうぞよろしくおねがいします^^

人見知りとは、実は…

人の性格を表す言葉として、“人見知り”という言葉があります。人見知りとはまだ親しくない人を前にして、恥ずかしがったり、照れたりすることです。
よく飲み会やパーティーの場で、「自分、人見知りなんで…」と言って、なかなか人の輪に入っていけない。なんてこともあるかと思います。

この日常的に使っている“人見知り”という言葉、実は成人で使われる言葉ではないのです。人見知りとは生後7,8ヶ月の赤ちゃんが見知らぬ人に対して示す反応のことをいいます。
では、具体的にどのような反応のことを言うのでしょうか?

 

赤ちゃんの人見知り
人見知りとは生後6、7ヶ月ことから始まる、見慣れない人が近づくと微笑を示さなくなり、恐れを示すようになる反応のことをいいます。
乳児は生後2、3ヶ月~5ヶ月までは誰にでも微笑反応を示します。
それが、6ヶ月頃になる見知らぬ人が近づいたり、抱き上げたりすると、顔をそむけたり、泣き出したりします。
それは、母親と他者との区別ができてきたということを示しています。また同時に母親との愛着、身近な人との絆の形成の基礎ができてきたということも示しています。このようにして、赤ちゃんは母親との絆を深めていっているのですね。

 

赤ちゃんからのなごり?
それは、人だけでなく見知らぬ場所に対しても同じ反応を示すことから、“見知らぬことへの恐れ”の感情が育ってきたということを表しています。
人見知りは1年近くで消えるものであるとしていますが、それが大人になっても「人見知りしてしまう」というのは、ちょっとおもしろい話です。
赤ちゃんのなごりがずっと続いているということでしょうか。

しかし、大人になってもそのなごりが続いてしまうというのは、他者とのコミュニケーションにおいて都合の悪いこともあると考えられます。
次回はその人見知りの問題点について考えていきましょう。

第2回  選択的知覚にご用心 ~認知行動療法を知ろう~
発行日 : 2011年3月31日

皆さんこんにちは!ダイレクトコミュニケーション川島です。
今回はメルマガの2回目を発行させていただきます。

心が病んだ時それを改善する手段としては現在までに様々なものが開発されてきました。
これは心理療法といわれているのですが、たくさんの種類があります。

認知行動療法を知ろう

皆さんは認知行動療法という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
これは様々なカウンセラーが使っているポピュラーな心理療法で、統計的にも効果が実証されています。

認知行動療法とは簡単に言えば、ものの考え方の歪みを見直して、
行動と考え方の改善を促す療法の事です。
認知行動療法の中では様々な人間の考え方の歪みを修正して行くのですが、
今回は「選択的知覚」と言う問題を考えてみたいとおもいます。

選択的知覚とは何か?

例えば私はおいしいものには目がないので、町を歩いていておいしい食べ物屋さんがあると凝視してしまいます。
町を歩いていれば、たくさんの情報であふれています。電信柱もあれば、道路もあれば、郵便ポストもある。
その中でも食べ物屋さんを探してみてしまうわけです。

人間は世界をそのまま見るということはできません。自分の興味の対象であったり、
生きていくために必要な情報を選択しながら生きているのです。

このことを心理学用語で選択的知覚と言うのですね。
人間は様々な情報を「選択的に知覚」しています。

では次に精神疾患を抱えやすい方や人間関係が悪くなりやすい方の「選択的知覚」を見ていきましょう。

精神疾患者はネガティブな情報を選択する

精神疾患を抱えやすい方や人間関係が悪くなりやすい方が持っている特徴のひとつとして、
ネガティブな情報を選択的に知覚してしまうという特徴があります。

例えば、「自分の目つきが悪いのではないか」と気にしている山田君がいたとしましょう。
「視線」に対するこだわりが人一倍強い山田君は会話の最中も自分の目線が気になってしょうがありません。

山田君は「自分の目つきが悪いことで相手が不快に思っていないか」と言うことを絶えず探しながら会話をします。そのため、目が合った時に相手が少しでも驚いた顔をすると「それみたことか!」と考えてしまうのです。

また別の例を挙げてみましょう。
花子さんは、「人から嫌われることが絶対に嫌だ」と思っています。そのため人から嫌われているのではないかと思われる相手の言動やしぐさを探すことに躍起になってしまいます。ちょっとでも相手の表情が曇ったりするとそれを選択的に知覚し、ああやっぱり私は嫌われているんだと考えてしまいます。

どちらの例も、ネガティブな情報を自ら選択している事にお気づきでしょうか。

そしてネガティブな情報を得ることに躍起になっていると人間関係は悪化することがわかってきているのです。

ポジティブな情報に意図的に目を向けてみる

もしもあなたがネガティブな情報ばかりを選択的に知覚している恐れがある場合は、意図的にポジティブな情報に目を向けてみましょう。

そうは言ってもポジティブな面などないよ、というあなた。 本当にそうでしょうか?
「今日は何もいいことがなかった・・・」
と言う結論をすぐに出してしまうのではなく、少し長い時間をかけて思い出してみましょう。
どんな些細なことでもいいのです。コンビニの店員さんがかわいかったとか、挨拶だけはしっかりできたなとか、初対面の人と3分だけはしっかり話せたなとか思い出したり書き出していきましょう。
言葉にしてみよう

今日はあなたがポジティブになるためのヒントを一つお教えします。

それは、言葉にしてみる ということです。
「今日人と関わって何かいいことがあったかな」と自分に問いかけて思い出してみるのです。実際に手を動かしながら考えてみるのもいいでしょう。

これを習慣にして毎日確認していくようにします。
様々な角度から物事を捉える練習をするのですね。心理学的には「認知的複雑性」を持つようにすると表現したりします。
統計的に認知的複雑性が高い人はメンタルヘルスの状態がいいことが分かっています。

どうしても、ポジティブな面なんて見つからないよ、と思っているあなた。
大丈夫、自分自身が選択的知覚をしている恐れがあることを理解するだけでも改善がはじまります。

もし日常的に何か1つのことにとらわれすぎて、物事がうまく行っていないことがありましたら、この選択的知覚に陥っていないかチェックして、もしバランスが悪くなっていたらプラスの情報を意識して収集してみる習慣をつけてみるといいかもしれません(^^)

次回はまた1ヵ月後ぐらいを予定しています。
まったりしたメルマガですが、ゆっくりお付き合いくださいませ♪

 

 

第1回  孤独は命に関わる??孤独と死亡率の関係
発行日 : 2011年2月21日

皆さんは現在人間関係が充実した生活を送っていらっしゃるでしょうか。

私自身は仕事を通してたくさんの人と接することがありますが、プライベートは独り暮らしをしていることもあり、
ふとした瞬間に孤独を感じることがあります。特に恋人がいないのでクリスマス近辺とかは一番きますね(笑)。

さてさて孤独を感じるのがふとした瞬間ならまだいいのですが、これが日常的になると実は健康上に色々な問題が起こることがわかっています。

少し古いデータになりますがBerkmanという学者は1979年に、人間関係が乏しい人と、人間関係が充実している人に健康上の違いがあるかどうかを調査しました。

その結果はとてもショッキングなもので、なんと人間関係が乏しい人は充実している人の2~4倍程度死亡率が高かったのです。例えば50代に死亡した男で考えると、最も充実していない人は最も充実している人よりも3倍近く死亡率が高かったのです。人間関係の充実度と死亡率を調査した研究はわりと盛んで他にも配偶者が早く死んでしまった人は、配偶者が生きている人よりも早く死んでしまうなどの研究もあったりします。

人間関係が希薄化すると孤独感が増大していきます。孤独感は抑うつにつながり、慢性的になるとうつ病になってしまいます。うつ病は体の免疫機能の低下をもたらしますので体が全体的に弱ってしまうのですね。
私たちは健康というと、食事にまずは気を使いますよね。メタボリックになってしまって糖尿病になったら大変だ!とか、からだのことだと分かりやすいのですぐに対処をするものです。しかし、人間関係については、意外とおろそかにしがちかもしれません。今日一日暇だなあと思ったときに、独りで遊ぶ選択をいつもしてしまう方は健康的な生活をするためにもちょっと注意が必要かもしれません。もちろん独りで遊ぶことも私もありますが、健康であるためにはやはり人間関係を充実させることも大事なんだということも覚えておいたほうがいいでしょう。次の休日は皆さん何をしてすごされますか?是非友達を誘って遊びに行ってくださいね!