みんなでやろう!集団トレーニング ~共通感覚~

皆さんは、かの有名なベートーウ゛ェンの交響曲第五番『運命』という曲を聴いたとき、どのような感情が浮かびますか?例えばそれは、『重い』、『苦しい』、『何かに追われてるみたい』だったりしませんか?
そもそもこの曲は、ベートーウ゛ェンが難聴を自覚し始めた時期に作られた曲で、出だしの有名なフレーズは、『運命がドアを叩く音』が表現されていています。その音は、ベートーウ゛ェンにとっては『音楽家生命の終わりが近付く音』だったそうです。
このように、私たちはある程度他人と同じ感覚や感情を覚えることが出来ます。これを『共通感覚(Common sense)』と呼びます。
他人の気持ちや感情を理解出来るのは、言語的な解説や推論だけじゃなく、直感的能力も関わっています。共通感覚は、論理的や分析的な判断ではなく、そういった感覚的な判断のことを指します。Common senseには「常識」という意味も備わっています。つまり、共通感覚は社会の中で共通して理解している知識や判断基準なのだということなのです。
社会生活を営む上で、暗黙の了解となっている共通感覚は、習得しなければ俗に言うKY状態になってしまい、社会についていけなくなってしまいます。何故なら、共通感覚がないと、社会生活での常識に偏りが生じてしまい、人間関係の疎通性に齟齬をきたしてしまうからです。
そうならない為に、今回は簡単な練習法を紹介します。まずクラシックを聴いて、どんな感じがしたか、その時々の感情をメモしてみて下さい。一人でやるよりは、たくさんの人と一緒にやるとより良いです。書いた感想を比較し合えるからです。一人でする場合は、感想を書いた後で、その曲が出来た背景を調べてみてください。作曲者の気持ちと一致していたら、成功です。
注意事項としては、歌詞のある曲だと言葉の印象と混ざってしまうので、止めたほうがいいです。
ここでは、他人と同じ感じ方が出来るかどうかという直感的な共通感覚の自覚と確認することが目的です。感情の相互理解は、良い人間関係の形成する基礎です。誰かと同じ気持ちになれると、嬉しいものですよね。
