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みんなでやろう!集団トレーニング ~イメージトレーニング~

前回紹介した共通感覚、試してくれましたでしょうか?
今回は、その共感覚を更に深めるためのゲームを紹介しましょう。

『この味がいいねと君が言ったので 7月6日はサラダ記念日   俵 万智』

ご存知の方も多いでしょうが、これは俵万智さんの有名な短歌のひとつです。さて問題です。この短歌の意味は次のうちどれでしょうか?

①7月6日はあなたが私の作ったサラダをほめてくれた記念すべき日だった

②一緒に食べたサラダがおいしいと言ってくれたあなたの笑顔の記念日よ

③何でもいいと喜ぶあなたが7月6日はサラダの味をほめた日なのです

 正解は①です。②や③を選んだ方は、相手の気持ちを想像し無意識のうちに脚色してしまっているのです。

自分の気持ちやイメージを述べることは悪くはありません。しかしそれは『共感』ではないのです。共感とは自分の気持ちとは別に、相手の気持ちや感情を相手の立場に立って感じることです。他人を思いやれる気持ちは、対人関係において当たり前なことであり、とても大切なことです。

 ここでは、詩や歌のイメージから、作者の心情や情景を想像し、共感能力を高めます。文字だけを追うのではなく、部分や全体の構成、リズムや色彩、空白の部分などといった、ノンバーバル・コミュニケーションの領域にまで目を向け、感じ取ってみてください。また、視覚だけでなく、声に出して読むことによって、聴覚も使うことが出来ます。体全体を使って感じ取ってください。

 とは言っても、私たちは小さな頃から本を読みます。そして、学校に入れば国語などを通じて勉強します。つまり、実はというと共感というものは文化の中で既に学習されているのです。ですから必ず出来るはずなのです。自分を受け入れつつも、相手を理解すること、皆さんもぜひ出来るということを体感してみてくださいね。