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みんなでやろう!集団トレーニング ~海で遭難しちゃったゲーム~

今回紹介するのは、『海で遭難しちゃったゲーム』です。

 まずは、六人くらいのグループを作ります。初対面同士だとなお良いです。このゲームには問題文があり、みんなで話し合って一つの答えを出す、というものです。今回の問題文は以下の通りです。

 あなたたちは、今船の上にいます。旅の途中、嵐に遭ってしまい、船は転覆してしまいました。あなたたちは今、小型ボートの上に乗っています。ボートには、

①毛布、②ロープ、③スコップ、④水、⑤携帯電話、⑥食料(缶詰)、⑦缶切り、⑧懐中電灯、⑨ウィスキー、⑩バケツ、⑪ビニールシート、⑫発煙筒、⑬ライターがあります。

しかし、使えるのはこれらの内の5つだけです。あなたなら何を使いますか?

 まずは一人一人、自分なりの答えを決めます。自分の答えが決まったら、今度はグループになり、グループで一つの答えを出す、というゲームです。

このゲームでは、集団の中の自分の立場、というものを知ることができます。それは何かというと、たとえば相手の意見を聞き、肯定することが多かった人は、『自分は集団の中では聞き手に徹する人間なんだな』と分かったり、あるいは自分の意見を推す人間だったら、『自分はリーダー的立ち位置の人間なんだな』と分かったりします。また、そういった立場を変えたい人は、意識的に意見を言ったり、聴いたりすることによって、練習をすることができるのです。自分の立ち位置が分かれば、今後の対人関係作りや、自分をより理解するときに役立ちますね。

 ちなみに、『海で遭難しちゃったゲーム』には、正しい答えというものはありません。しいて言うなら、①ロープ、②バケツ、③ビニールシート、④発煙筒、⑤ウィスキー、が生存率を上げる答えだそうです。ウィスキーは水の代用と怪我した場合に殺菌することができ、身体が温まるものだからだそうです。ビニールシートは被って雨避けと防寒に使えます。ボートにロープを結び、その先にバケツを結びます。そして、バケツを海に落とすと、錨になるそうです。食料がいらないのは、実は意外と魚がボートに飛び込んでくるので、そこまで優先順位は高くないそうです。(これは海上保安庁による模範解答です)

 このようなゲームは他にもたくさんあります。よく会社が新入社員に対して行っています。それほど実用性があるゲームですので、皆さんもぜひ挑戦してみて下さいね。


参考文献
福井康之 『対人スキルズ・トレーニング』 ナカニシヤ出版、2007
星野欣生 『人間関係づくりトレーニング』 金子書房、2003