交流分析とは? 交流分析で人間関係を築く

人間関係に関する用語集
交流分析(Transactional Analysis,TA)



交流分析とは、精神科医エリック・バーンが精神分析を発展させて提唱した心理療法の一つです。交流分析において、人間には


 (P):“親” の自我状態 (parent)
 (A):“大人”の自我状態 (adult)
 (C):“子供”の自我状態 (child)



の3つの顔があると仮定されています。
交流分析ではこれらの顔に対応した円滑なコミュニケーションを目指していきます。例えば、相手が“大人”の自我状態から話し掛けてきたら、こちらも“大人”の自我状態で対応するとうまくいくとされています。



例1
「もしよろしければ、連絡先を教えて頂けませんか?(A)」
⇒「はい、結構ですよ。(A)」



これは(A)に対して(A)が対応しているので自然です。交流分析においては相互的交流と言われ、コミュニケーションとしては成功しています。
これに対して、



例2
「もしよろしければ、連絡先を教えてくれませんか?(A)」
⇒「いいよん♪(C)」



と返すのは(A)に対して(C)の顔で対応していることになるので、ギャップが生じています。これは交錯と言われ、コミュニケーションとしては望ましくありません。この例で言えば「連絡先おしえてちょ♪(C)」⇒「いいよん♪(C)」なら相互的交流になり、成功であると言えるでしょう。



これらは単純なモデルですが、交流分析においては、人間の顔をより細分化して、それぞれに対応できるようにスキルを鍛えていきます。自分が、ある特定の役割を演じることによって、他人との人間関係を築いていくのです。


交流分析は専門家でなくても理解しやすく、また実践的であるのが大きな特徴です。体系化もかなりされているので、コミュニケーションスキルのトレーニングとしては精度の高い部類に入るでしょう。